ポエム、或いは怪文書として
2000年代に起きたこと
リーマンショックでは派遣労働者の雇い止めが安全弁として機能。
同時期のイラク人質事件の被害者バッシングに見られるように、「自己責任」論が広がる。
その後の生活保護バッシング、ポピュリズム政党による行政・福祉の削減は、結局は感情論だが、合理的・現実的として支持された。
→日本は公的な育児支援が貧弱であったが、年功序列による昇給によって育児・教育資金を賄っていた。
→低賃金化による育児資金不足。国からの支援は不十分なまま、少子化・教育格差が進展
アベノミクス、ふるさと納税など、不平等な政策による格差の拡大
申請主義も、保護・支援への障壁となっている。
コロナ禍による「移民・五輪・カジノ」の対症療法的・外国人頼りの政策の崩壊
岸田は再分配・自助の見直しを掲げたが、撤回
しかし、行政だけが悪いとも言えない。
バブル崩壊を採用抑制・人件費圧縮で凌ごうという短絡的な発想を実行したのは我々国民である
そんな中、再分配なり福祉なり、行政だけが適切に機能していたとしても結局行き詰まる、というか、そういう機能を適切に運営できているなら、そもそも人件費圧縮だの短絡的な解決策は取らんだろう。
なるべくしてなっていることであり、格差を拡大させて利益を得ようとする方が賢いのだろう。20年ほどそれを続けた結果の現状、そしてこれからを考えるにしても。